ID : 2810
公開日 : 2007年 2月20日
タイトル
中国木材、伊万里工場を拡張。集積材を増産へ
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新聞名
日経ネット九州版
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/kyushu/news/20070220000000144.html
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元urltop:
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写真:
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国内製材大手の中国木材(広島県呉市、堀川保幸社長)は、伊万里工場(佐賀県伊万里市)で木材加工の新工場を増設する。九州各地の国産材を使った集成材の生産を拡大する。外国産木材は需要拡大で値上
がり傾向となっており、国産材の活用を進める。
2006年に中小企業基盤整備機構から、既存工場に隣接する約11万5000平方メートルの土地を購入した。第一期工事として敷地面積で約3万3000平方メートルの製材・加工工場を着工し、07年秋から順次操業を始める計画
だ。
伊万里工場では国産スギと米マツを50%ずつ合わせた「ハイブリッド集成材」を生産している。月当たりで約5000立方メートルの国産の集成材を生産しているが、新工場の稼働により1万立方メートル以上に高める。投資総
額は50億円以上になる見通し。
加工できる丸太スギの直径を現在の16―32センチから、最小6センチから最大50センチまで広げる。「加工できる範囲を広げ、木材の受け入れ体制を整える」(堀川社長)という。量産によりコスト削減につなげる。
中国木材では5月に関東工場(茨城県神栖市)が稼働し、北米産マツの製材やプレカットを手がける計画だ。名古屋以東の顧客について、出荷を呉市の本社工場から関東工場に切り替える。
そのため、これまで北米産材の集成材を全国に出荷していた呉市の工場で北米産を減産する一方、余剰分を国産材の製材加工に回す方針だ。呉市でのハイブリッド集成材の生産量を2000立方メートルから5000立方メート
ルに高める。
中国木材はこれまで欧米材を原料に乾燥材や集成材を量産し、急拡大してきた。ただ、輸入材の値上がりや円安などを受けて、国産材へのシフトを進める必要があると判断した。山に放置されている曲がり材を有効活
用する計画だ。
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