1. HOME
  2. 木の情報発信基地
  3. 7.木材林業
  4. 忘れられた修羅TOP
忘れられた修羅logo

筏の梶棒

川はつねに蕩々と流れているわけではなく、ときには急 流になり、ときには大きなカーブを描く。
こうしたとき、筏を操る梶棒が必要になる。
梶棒一本を頼りに筏を自在に操り目的地へと向かう乗り師の姿は勇壮華麗このうえない。
梶棒について少しふれてみょう。
末口7、8センチの4メートル材の本のほうを切りとって取り付け台にし、残りを梶棒にする。
梶棒の末部 (握る部分)は削って握りやすく仕上げ、そして図のよ うに筏の先端、先床(さきとこ)に取りつける。
握りの高さが腰あたりにくるのがもっともよい。
ふつう乗り師は竿で梶をとるが、急流やカーブにさしかかると梶棒で操作する。
とくに、急流から淵にさしかかる個所、私たちは落ち込みとよんでいたが、そこで梶棒は重要な働きをなす。
というのは、落ち込みのとき先床が波をすくって川底に入りこむおそれがあり、そうなると二番床、三番床、すなわち後続の筏が突出して川底や岩に衝突するからだ。
これを防ぐため落ち込みのさい 乗り師は先床が浮くように梶棒を押さえ込む必要がある。
木の情報発信基地を提供する中川木材産業のオリジナル商品です。製造はすべて日本製です。詳しくはクリックで。
中古足場板 中古足場板ランダムセット 中古巾木 キャンバー 車止めロープ付き

▲目次に戻る

創業1911年 
会社概要  
587-0042 大阪府堺市美原区木材通1-11-13 TEL:072-361-5501 FAX:072-362-3341
お問い合わせ  著作権・サイト関係  サイトマップ  迷子になった場合  V9.0
©1996-2024 NAKAGAWA WOOD INDUSTRY Co., Ltd All Rights Reserved.