岩山の樅(もみ)、栂(とが)、松などを用材として伐採する場合、早く乾くように七分切りの手法を用いる。
伐採夫が切り倒した木の皮をはぎ、規格にあわせて鋸で七分程度引き込んでおく。
そして半年から一年かけて乾かす。
その後、出材夫が残りの三分を切り、鶴嘴を使って所定の位置に落とす。
そのさい、落ちすぎないように図にある頑強な止めをつくって 材木を止める。
止めの上には小さな木や枝を敷き、衝撃を緩める。
運材は木馬が理想である。
止めの下に盤台を設け、そこから木馬に荷積みするが、状況によっては他の手法もとる。