読み | 万葉よみ:卯の花(うのはな) 現代よみ:空木(うつぎ) |
ふりがな |
うのはなの さきちるをかゆ ほととぎす なきてさわる きみはききつや 読人しらず |
意味 | 卯の花の咲きいたり、散ったりしている岡を、霍公鳥が鳴いて飛んで行きます。いとしいあなたは聞いたでしょうか |
万葉集には24首の歌が詠まれている | |
樹木解説 |
卯の花は、初夏に白い花を咲かせる落葉低木。 陰暦四月の別名卯月(うづき)の卯(う)の花月(はなづき)が約(つづ)まった名。 北海道から九州(奄美大島まで)、中国に分布する。 別名ウノハナといい、漢字では空木、卯花と書く。葉は対生し卵状楕円形などで、 上面に星状毛があってざらつく。梅雨のころ狭い円錐花序に密生して白色の五弁、 鐘形の花をつける。同種にマルバウツギ、ヒメウツギなど同様の白花をつける低木がある。 |
関連 | |
出展 | 巻10-1976 |