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良禽は木を相して住む
りょうきんは きを そうして すむ
賢い鳥は木をよくえらんで棲み、巣をつくる。賢臣はよく主君を選んだ後に仕えるというたとえ。
また、人は環境によってその成長や生活が大きく影響されるという教訓を表しています。例えば、この熟語を使った文章や言葉の一例としては、「学ぶ環境や友達は重要だ。良禽は木を相して住むように、良い環境で育まれた人は健全で幸福な生活ができるだろう。」などが考えられます。この熟語は、環境が重要であるという普遍的な価値観を表しています。
「たとへにも良禽は木を撰んで棲み、名臣は主を撰びて仕ふとかや」〔真書太閤記‐初〕
出典〔張憲‐行路難〕/