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優曇華の花待ち得たる心地

うどんげの 花まちたるここち

優曇華の花の咲くときに会った喜び。
珍しいことに遭遇することのたとえにいう。
待ち望んでいたものがようやく手に入ったときの喜びのことを表します。
源氏物語の中にも、この言葉が登場します。例えば、若紫の第6章第5段には、「うとむけの花まちえたる心ちして深山桜に目こそ移らね、と聞え給へば」という一節があります2。この言葉は、珍しいことに遭遇することのたとえや、尋ねる方にめぐり合った喜びなどにも使われます。

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