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生る木は花から違う
なるきは はなから ちがう
実の沢山なる木は花が咲いた時からそれらしい木とわかる。大成する人は、子ども
のときから人とはちがったすばせしい素質がある。「実を結ぶ木は花の時点で異なる」という意味です。つまり、木が実を結ぶ段階になるときに、それが花の時点でわかるということを表現しています。木の花が異なると、その後の実も異なることが示唆されています。この諺は、事物の成長や結果はその初期段階でわかるという考えを示唆しています。
類語として、栴檀(せんだん)は
双葉より芳し。紅は園生に植えて隠れなし。
利用例
・「生る木は花から違う」と言われるように、すぐれた人物は、子どもの頃から凡人とは違った素質を持っているんだよ。
・「彼の性格や行動を見ていると、将来の成功や失敗は生る木は花から違うと言えるだろう。」