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遠目ばかりの箒木
とおめ ばかりの ははきぎ
見えるだけで、手に取れぬもののたとえ。
箒木=信濃の園原伏屋の辺に、遠くから見ると森があるように見え、近寄ると形が見えないといわれた伝説の木。
ほうきに
似た枝があるという。
外見や見かけだけでなく、実際の価値や効果を見極めることの重要性を教えるために使われます。人や物事が見た目だけで判断されることがあるが、実際には役に立たない場合にこの諺が引用されます。
利用例
・彼女は、見た目は美しいが、中身が空っぽだ。遠目ばかりの箒木だ。
・その建物は遠目から見ると美しいが、実際には構造的な問題があり、遠目ばかりの箒木だ。
(The building looks beautiful from afar, but in reality, it has structural issues and is like a "遠目ばかりの箒木".)