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樒育つな雉子鳴くな
しきみ そだつな きぎし なくな
香川県のことわざ。
佐々木信胤は南北朝時代小豆島星ケ城の城主で、南朝方で
義兵をあげたが、細川勢に攻められ、しきみの木の下に隠れているとき、雉子が飛び立ったため発見されて殺されたというので、それからこの地方には、しきみが育たずこの木が少ないという。
また同氏の重臣がかぼちゃのつるに足を取られて敵に殺されたので、つる物作ると家が滅ぶという俗信も残っている。
文例として
・「樒育つな雉子鳴くな」は、しきみの木が育たず、この木が少ないことを表すことわざです。」