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蒹葭玉樹に倚る
けんか ぎょくじゅに よる
荻と葦が美しい木に寄りかかって生存している意味から、実力もない者が親類などの威光で分不相応に引き立てられることのたとえ。蒹葭」は成長しきっていない荻や葦のことで、身分の低い者の象徴、「玉樹」は美しい木のことで、富貴な親戚の意味を持ちます。
例文としては、
・「蒹葭玉樹に倚る」ということわざは、立場が低い人が、立場が高い人や親戚の影響や力を利用して、成功や名声を得る様子を表しています1。
・「蒹葭玉樹に倚る」ということわざは、身分の低い人物が、身分の高い親戚の勢いを借りて栄えることのたとえで、荻と葦が美しい木に寄りかかって生存している意味から。