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木に縁りて魚を求む
きに よりて うおを もとむ
木に縁って魚を求む、ともいう、木によじ登って、得られるはずのない魚を得ようとす
る意から。
手段方法を誤れば、事は成功しないことのたとえ。
見当違いの困難な望
みを持つことのたとえ。
この諺は、孟子が武力で天下を取るのは不可能だと指摘した際に、斉の宣王に対して述べた言葉に由来します1。魚は水中にすむ生き物で、木に登って魚を探しても得られないことから、このような表現が生まれたとされています。
例文として
・「木に縁りて魚を求むようなことをしていては、いつまで経っても成功しない。」
・「木に縁りて魚を求むようなもので、その勉強法では試験に合格できない。」
・「上司にゴマスリして昇進しようなんて、木に縁りて魚を求むというものだ。」
類語として、水中に火を求む。
天をさして魚を射る。
天に橋
をかける。
百年河清を待つ。
水中に火を求む●Youaskanelmtreeforpears.(楡の木
に梨を求める)