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火中の栗を拾う

かちゅうの くりをひろう

1.他人の利益のためにあえて困難、危険な事に手を出す。
2.自己の利益にもならぬのに、粉糾した事態を収拾するため介入する。
3.おだてにのって他人の利益のために火中の栗を拾うような、危なっかしい事に手を出すこと。4.他人の危険な状況や難しい仕事に立ち向かい、その中から利益や好都合なものを得ようとする様子。具体的には、他人が苦しんでいる状況や難題に対して、自分がその中から得るものを追い求める様子を指します。ただし、この表現にはある程度の冷笑や非難の意味も含まれていることがあります。
例文として
・彼は、自分の利益にならないのに、他人のために火中の栗を拾うような行動をとった。
・今回のプロジェクトは、火中の栗を拾うようなものだ。自分たちの利益にはならないが、他人のために危険を冒す必要がある。
さるが、ねこをおだてて、いろりの中のくりを拾わせ、ねこが大やけどをしたという『イソップ物語』の寓話にもとづく。
フランス語 Tirer les marrons du feu. 
英語 Take the chestnuts out of the fire with the cat's paw

.(猫の足で火の中から栗を取り出せ)

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