戦に負けて逃げていく者が、追手が来たのではないかと、木や草のゆれる音にも びくびくし用心していること。草木の動きにも敵かと思って警戒する。周囲の物事に 細心の注意をはらう。 また、まわりを気にしておずおずする。 例文として 「戦場で落ち延びた兵士たちは、落人は草木にも心をおくと言われるように、草木の音にも敏感に反応していた。」。 類語として、木にも萱 にも心を置く。芒の穂におず。落ち武者は薄の穂に怖ず。