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釈根灌枝
しゃくこんかんし
末節に心を奪われたりこだわったりして、物事の根本を忘れるたとえ。木
の根に水をやらないで、枝に注ぎかける意から。
・「釈」は捨てる意。「灌」は水を注ぎかける意。一般に「根ねを釈すてて
枝えだに灌そそぐ」と訓読を用いる。
●出典は、『淮南子(えなんじ)』泰族訓(たいぞくくん)
●同じ意味の言葉としては、捨根灌枝(しゃこんかんし)
・捨根注枝(しゃこ
んちゅうし)
・舎本逐末(しゃほんちくまつ)
・主客転等(しゅかくてんとう)
・本
末転倒(ほんまつてんとう)などがある。