主構造形式による橋の分類 |
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桁橋 日本に最も多い橋。大荷重に耐えられる梁をかけ桁の上に床版をおいて機能性を高めたもの。 河川の規模によっては橋脚を設け、長尺にしたものも多い。 桁がつながっている連続桁橋と桁が連続していない 単純桁橋とに分けられる。 |
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方杖橋 桁を斜めから支持する支材を用いて堅牢にした橋で、桁間を短くできるために広い径間をとることができる 利点がある。 |
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トラス橋 比較的小さな部材を組み合わせたもので、長い支間を可能にすることができる典型的な構造である。 格点が必ずジョイントされるため、木橋の場合ジョイント部や 引っ張り部材には、鋼材が併用される場合が多い。 |
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アーチ橋 本来石橋の形式であるが、鋼橋、コンクリート橋をはじめとしてより長い支間の木橋にも有効に用いることができる。 トラス橋の場合と同様、鋼材との併用が多い。 |
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斜張橋 原理的に歴史は古い。近年、鋼橋、コンクリート橋ともにめざましい発展をしている。形式で吊橋が 採用されていた長い支間にも採用されるようになつた。 斜めに張るワイヤーは高強度の鋼材。木橋の場合は 歩道橋としては使える。 |
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吊橋 橋の形式としては原始的なもののひとつだが、世界の長い有名な橋は、ほとんどが吊橋である。 鋼ワイヤーで桁やトラスをつることで、容易に長い支間 を渡ることができ、木橋にもしばしば利用されてきた。 しかし、構造物の本質として揺れやすいという欠点がある。 |
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吊り橋版橋 張ったロープの上に直に床板をのせたもので吊橋の原型ともいうべきもの。近年、強力な 鋼ケーブルや炭素繊維などの新素材のケーブルを用い、 プレキャスト・コンクリート版などを柱とした近代的な 吊り床版橋が見られる。 この橋はわが国では歩道橋に多いが、外国では 車輌通行可能な大規模な例もある。 |
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