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樹のデザイン

ベトナム 1000

象によるチーク材の搬出

1980年代、国内に2000頭いた野生象は、今日100頭以下と推定されています。30~40年で5%に激減しました。ベトナムの人々とゾウのかかわりは深く、ゾウは昔から労働力として森林の木材けん引、荷物運搬等に重用されてきました。木材はチーク材です。チーク材の搬出ではタイやラオスでもあります。インドネシアのチーク材では象は使っていません。チークの生育地はジャワ島で、象はいませんから。スマトラには象はいますが、反対にチークは生育していませんので。紙幣は発行:1988年  大きさ 138mm X 66mm

木に関係する面・裏面
表面

チーク解説

チークは現在シソ科チーク属に分類されています。学名:Tectona grandis 大きな葉が特徴の落葉高木です。南アジアから東南アジアの分布していて植林もされています。マホガニー、ウォルナットなどと世界三大銘木と言われたり、木材の王とも言われていました。構造材、内装、屋外用と木材としては珍しく用途が多い特別な木です。材質としては弾力があるので曲げに強い。乾燥したものは狂いが少なく、虫にも強い。木目はローズウッドのような華やかさはないが、飽きのこない、しっかりとした主張がある。第一級の家具材で、また建築装飾材・造作材、船舶(甲板材として最良、その他各部)、車両、土木、枕木、器具、彫刻、薪炭など用途が多い。日本に 輸入されるものの多くはスライスドベニヤとして天然木化粧合板その他に使われる。ウッドデッキでは50年経過した事例もあります。

切手

チークの切手
タイ
チークの切手
トーゴ共和国

写真

チーク葉
ベトナム ハノイ植物園2016年1月5日
チーク原生林
インドネシア ジャワ チーク原生林 2005年9月21日
チーク土場
インドネシア ジャワ チーク土場 2005年9月21日

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