貨幣カタログなどによると「大東亜戦争軍票 マレー方面 に号50セント」と記載あります。ネットでの資料にはオオキヤシと記されたものがありますが、樹形から判断してタビビトノキと思います。1942年9月、古銭不足への対応として、1、5、10、50セントの非連続紙幣が発行されました。セント紙幣は、他の占領地域のサブユニット紙幣に使用されている一連の標準化されたデザインになっています。セント紙幣は写真のようにドル紙幣に比べて著しく小さいです。金属は戦争遂行に不可欠であると考えられていたため、通貨は紙幣の形でのみ発行されていました。この紙幣はマラヤ、シンガポール、ブルネイ、サラワク、北ボルネオで流通することを目的としており、「マラヤ」を表す「M」で始まる刻印が施されています。
大きさ 58mm×120mm
木に関係する面・表面
裏面
タビビトノキ解説
タビビトノキ(旅人の木) 学名: Ravenala madagascariensis 英名:"Traveller's Palm(旅人のヤシ) ゴクラクチョウカ科タビビトノキ属。熱帯常緑高木。別名、オウギバショウ(扇芭蕉)、あるいは旅人木(りょじんぼく)ともいう。高さは10-20メートルになるマダガスカル原産のバナナに似た植物である。名前の由来は、葉と茎の間にある葉柄に穴をあけると水が流れ出し旅人が喉を潤せるということや、日照を好む植物で葉が南方向を向くように東西に葉を開らくことで方向が分かることからである。葉は舟の櫂のような形で、左右対称に並んで平面をなしている。葉先は緑色、葉茎の付け根は黄色である。小さく目立たない白い花を咲かす。その特性や葉の特徴から世界の熱帯及び亜熱帯地域で広く栽培されている。
切手
マダガスカル共和国
写真
サイパン サイパン植物園 20061年9月18日
映像 注意:音がでます