アオイ科フヨウ属の熱帯性低木。学名:Hibiscus rosa-sinensis 英名rose of China, Chinese hibiscus 扶桑花、仏桑華とも。沖縄では赤花ともいう。
8000以上の園芸品種があり、学名や英名にHibiscusが使われているので、フヨウ属の植物を差すこともありややこしい。
原産地は中国やインド洋諸島ともいわれるがはっきりしない。
ほぼ一年中咲くマレーシアでは、マレー語でBunga Raya(ブンガ・ラヤ) と呼び、国花として制定している。リンギット硬貨にもデザインされている。マレー語、インドネシア語でBungは花、Rayaはお祭り、祝い、大きい、偉大などの意味がある単語です。Bunga Rayaで翻訳をかけるとハイビスカスと出てきます。ハイビスカスにはさまざまな色の花がありますが、国花として指定されているのは赤のハイビスカスです。国花に選ばれたのは国中どこでも見つけることができるのと国の国花にもなっていなかったからという理由だとか。赤の理由は勇気、命、急速な発展を連想させる色だったからとのことです。
5枚の花びらにも意味があり
1.KEPERCAYAAN KEPADA TUHAN(神への信仰)、
2.KESETIAAN KEPADA RAJA DAN NEGARA(王と国への忠誠心)、
3. KELUHURAN PERLEMBAGAAN(憲法の優位性)、
4. KEDAULATAN UNDANG-UNDANG(法の支配)、
5.KESOPANAN DAN KESUSILAAN(礼儀と道徳)
のマレーシアの国是・国家原則(Rukun Negara)を表しています。