アガチス属(ナンヨウスギ科) 学名:[Agathis spp 一般にアガチス、 カウリとして知られています。日本では利用する分野によって、ナンヨウヒノキ、あるいはナンヨウカツラなどと呼ばれることも多いです。単なる商業名で、ヒノキやカツラとはまったく関係がありません。
分布はオーストラリア(クィーンスランド州),ニューカレドニア島,ニューヘブリデス諾島,フィジー諸島,ニューギニア,ソロモン諸亀,フィリピン,ボルネオ,ジャワ,スマトラ,マラヤ,インドシナ半島等に広く分布。南洋材なのに常緑針葉樹という変わった木です。
この木はすぐにそれとわかります。葉が特徴あるからです。針葉樹なのですが広葉樹のような形をしています。日本のナギによく似ています。
通常樹高30~40m。直径70~100cm。直径2m以上に達するものもある。
成熟し木は幹が太く、樹冠の下では枝がほとんどまたはまったくないのが特徴です。
年輪ははっきりとしない、このことも広葉樹と錯覚されることが多い。木材は辺材・心材ともほぼ黄白色~淡黄紅。
大きな節をもつ。耐久性は低く、水や湿気のあるような所での用途には不適、つまりエクステリア材としては不適当です。
比重 0.48~0.52で重量に対する強度があります。肌目は精、加工は容易なので、多くの用途に利用されます。。
用途には、造船、ヨットの船体、住宅建設、木製パネル、ドア、家具(引出しの側板)、ギターやウクレレ、彫刻材、合板用、鉱山支柱、鉄道枕木などが含まれます。