民間の森林登録始まる
・朝日新聞 2008/11/27
寺や神社などの大型木造建築では数百年に1度は買いたい修理が必要となる。修理には樹齢数百年ほどの良質の大木が必要となる。しかし、日本国内ではすでに枯渇しており、海外からの輸入にたよぅて居る。元東京国立文化財研究所長の伊藤延男さんは「国内の主な文化財建築の大規模修理は明治~昭和でほぼ一巡したが、200~300年後には次の修理が必要になる。」という。そこで、将来の修理に備え各地の森林の登録を呼びかけるプロジェクトが今月より始まった。今回の取り組みは仏教関係者や林業者が参加し、民間では初めてとなる。三重県や奈良県の大規模林業社など20の団体や企業、そして個人が第一陣として登録される見込みである。さらに大分県日田市ではすでに0.7ヘクタールの私有林の申請がされている。