被爆樹木モチーフカレンダー
・朝日新聞 2008/11/17
被爆樹木の写真をモチーフにしたカレンダーを、奈良市に住む主婦の木村宥子さんが作製した。原子核物理学者であった木村さんの父の、故一治さんは、被爆直後の広島、長崎の調査に参加していた。被爆地の惨状を聞かされて育った木村さんが、カレンダーを作り始めたのは1995年からである。2009年版に使った長崎の被爆樹木は、「長崎の証言の会」運営委員の森口正彦さんが撮った写真を借りた。山王神社のクスノキや城山小学校のカラスザンショウなど4ヵ所の写真と、憲法9条、すべての戦争の否定をうたった沖縄県西原町の非核反戦平和都市宣言を盛り込んでいる。