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新聞からの木の豆情報

万博公園の樹木たち

・日本経済新聞 2008/11/7
大阪府吹田の大阪万博跡地の万博公園には本庭園がある。こちらの日本庭園は面白いコンセプトで設計されている。「歩きながら日本庭園の変遷を体感する」というコンセプトだ。公園は東西に長く延びており、西にある「源泉」を初めとして平安から室町、江戸時代と流れてゆき。東まで行けば現代から未来を感じる庭となる。文字通り歩いて各時代ごとの庭を見学できる。特に現在は効用シーズンを迎え、美しく紅葉した自然を楽しめる。まず、正門をはいってすぐにの心字池ではヤマモミジ、ナンキンハゼ、トウカエデが赤く色づき、間からはケヤキなどの黄、常緑樹である松の緑が顔をのぞかせる。そこから西にゆけば、「滝」にゆくとヤマモミジが赤く赤く染まっている。滝の近くには1本、ノムラカエデがあり、こちらは赤紫葉が美しい。「紅葉まつり」の期間中は、特別に茶室と庭園が公開される。庭園ではヤブコウジ、センリョウ、マンリョウ、ナンテンの赤。ツワブキの黄。青々とした杉苔など、季節の力強い色が目を楽しませてくれる。万博公園の日本庭園へは大阪モノレール「万博記念講演駅」より徒歩で行ける。入園料は大人250円、小中学生は70円。「紅葉まつり」は30日まで開催。「今月下旬が見ごろでしょう」と万博記念気候緑地管理係りの田上さん。茶室は午前10時~午後4時まで。また抹茶と和菓子も460円で楽しめる。週末は自然に囲まれた静かな茶室で過ごすのは如何だろうか。

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