森林保護人材育成財政難
・読売新聞 2008/10/31
大阪府南部の河内長野市が2005年から進めてきた「森林ボランティアリーダー養成講座」が財政事情により今年度から中止されることとなった。講座は、市内約7割を占める森林を手入れするボランティア育成目的でスタート。府や森林組合と共同で年数回、間伐や下草刈りなどを教え3年間で計86人を指導してきた。しかし、今年度、府からの補助金がカットされ中止となったため、引継ぎは受講した卒業生らでつくる市民団体「トモロス」がすることになった。森林を守り育てる人づくりが目的の団体に上限15万(年間)を交付する環境保全基金の補助を受ける。ボランティア講座は、11月5日から計5回開講され、市内の森林の現状や課題の解説、人工林の間伐方法の説明などをするといい、「一人でも、多くの仲間を育てたい」と意気込んでいる。