太子町の梅鉢御陵
・読売新聞 2008/10/29
梅の花弁にちなみ名付けられた大阪府・太子町に点在する5つの陵墓「梅鉢御陵」。呼び名にちなみ、陵墓5基一帯に梅の木を植樹し、梅の名所にする活動が進められている。「梅鉢御陵」と呼ばれるのは、敏達、用明、推古、孝徳の天皇陵と聖徳太子御廟で、一帯は王陵の谷とも言われている。活動を進めているのは、同町と河南町、府立近つ飛鳥博物館であり、同館を設計した、建築家の安藤忠雄氏が4年前に提案し、安藤氏も協力を呼びかけている。両町と同館でつくる「近つ飛鳥梅いっぱい委員会」はこれまで、87本の梅の苗木を購入し、地元小学生と協力し、同館がある近つ飛鳥風土記の丘に植樹してきた。