エコな割りばし
・毎日新聞 2008/10/25
11 月末に首都圏の82店舗の「ナチュラルローソン」のコンビニ用弁当などに奈良県・吉野産ヒノキの割り箸が登場する。吉野地域の木製品卸業「内原商店」などでつくる「吉野の地域産業を発展させる会」の呼びかけにローソンが賛同した。ローソンが現在使用している中国製の割り箸より、約2~3倍のコスト増となるが、割り箸袋に広告を入れて補うという。高級ブランドとして知られる吉野産の木材だが、木材価格の低下や育成に時間がかかるなどといった理由で苦境に立たされており、今回の割り箸が、「最後の砦」だという。同会にとっても初の試みで、ローソン以外の飲食店も含め、年間計1000万ぜんの出荷を予定。内原商店の内原弘嗣社長は「吉野ヒノキの値打ちを高め、産地を活性化し、地元に誇りを取り戻したい」と話している。