珍果「ポポー」
・毎日新聞 2008/9/29
ポポーという一風変わった名前の樹木がある。ポポーには、アケビに似た果実が実る。9月下旬が収穫期で熟すと風が吹いたら落下してしまうので、樹上で完熟させるのは難しい。北米原産で明治30年代に導入され、第二次世界大戦中はバナナの代用品として普及した。このポポーで町おこしを図っている地域が茨城県にある。場所は日立市の十王町地区。17年前から町の事業として取り組み、今では200~300キロほどを収穫する。ポポーは収穫するとすぐに表皮がすぐに変色し始める。その為、販売されているのはすべて加工品となる。販売されているのは、ソフトクリーム、ワイン、ワインゼリーでいずれも人気商品になっている。