白神山地のブナに傷
・読売新聞 2008/9/30
世界自然遺産の青森県・秋田県にまたがる・白神山地で、ブナの木約20本に刃物でカタカナや数字などが刻まれているのが見つかった。9月上旬に環境省が委託している民間の巡視員が発見した。同省は、傷の状態などから、6月中旬~下旬に刻まれたと推定している。自然環境保全法違反として調査している。同省西目屋自然保護官事務所によると、現場は、青森県西目屋村川原平大川付近で、直径50cm程度のブナ、約2キロに渡り被害を受けていた。カタカナや漢数字などが刻まれ、数字は現地の標高とほぼ一致している。関係者によると、「よほど山に詳しくないとたどり着けない場所。目印か踏破した記念につけた可能性がある。前例のない悪質な行為だ。」と言う。同省と林野庁などはナタのような刃物で傷つけられたとみて、1日に現地入りし、詳しく調査を行うということである。