3000ヘクタール環境林に
・読売新聞 2008/7/9
兵庫県は8日「新行革プラン2次案」の中で、県・県土地開発業者が保有する「塩漬け土地」約3000ヘクタールを環境林として保存・管理することを明らかにした。「塩漬け土地」とは、80年代後半~90年代前半起債で購入し、ニュータウンなどを整備する構想を立てていたが、バブル崩壊などの影響を受け、開発のめどが立たなくなった土地。現在、兵庫県は起債残高3兆円超を抱えるまでとなった。プラン案では、塩漬け土地の森林や丘陵を現状保全し、保全・二酸化炭素削減に役立て、1555億円に上る起債残高の償還を続ける。井戸知事は「今後、環境林とすることで、自然保護を求める時代の要請に答えられると思う。」としている。プラン案は9月に最終案が確定される。