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新聞からの木の豆情報

日中混合植林

・日本経済新聞 2008/6/14
大同市内から北東約30キロにある采涼山では、モンゴリマツのアブラマツ、ヤナギハグミ(グミ科の灌木)ムレスズメ(マメ科の落葉低木)の混植の緑が見られる。この緑は、高見氏が事務局長を勤める「緑の地球ネットワーク(GEN)」が9年前に始めた“采涼山植林プロジェクト”により植えられた。「黄土にマツをいかにして根付かせるか。」高見氏は、日中の植樹のノウハウの良い所を取り入れ、根付かせる事に成功した。日差しがきつく難しいとされていた山の南面を日除けの土手を作り、溝を掘り、水をせき止め、土に浸透させるなどといった、近くの村の農民の植樹法と、土壌に砂などを混ぜ、通気性を上げる日本の植樹法を組み合わせた結果である。また、2種類のマツや単一樹種ではない場合、強く育つことや、菌根菌(植物の根に寄生する菌)を接合した菌は、生育が早く、強いことも日本により実証させており、こうしたことにより、自分たちの植樹法に固執していた、中国も、GENの成功に学び、中国側の植林も広がるようになった。今では、采涼山は黄土高原緑化の成功モデルとされ、多くの見学者が訪れるまでとなった。

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