木くずと樹脂で成型
・日本経済新聞 2005/2/21
今、400年以上の歴史をもつ、石川県加賀地方が産地の山中漆器は、環境や人体に配慮した開発を進めている。新漆器開発は漆器製造のウチキの社長、打出氏である。これは京大の白石教授の協力を得てはじめ、2003年には、木くず70%、生分解性樹脂30%を混ぜた素材で漆器成型に成功。これは、木くずを多く含んでいるため、天然木の風合いを持ち資源の有効利用につながり、破棄する場合の環境負荷も少ない。洋風のエコ漆器6点を販売、価格は2500円から5000円程度である。