地球環境守る鎮守の森
・産経新聞 2005/2/18
平成12年から国学院大の大崎教授のゼミ生らの調査で、各地の神社にある「鎮守の森」が日本の平均的な森林の3倍以上も二酸化炭素を蓄積していることがわかった。鎮守の森はシイ、クスなど二酸化炭素の吸収量が大きい広葉樹が多く、また手入れが行き届き日光がよくあたることが一因と分析されている。1平方メートルあたりの二酸化炭素蓄積量は日本の平均的な森林では、0.0049トンに対して神社は0.0162トンと3.3倍、樹木体積も2.8倍あった。道路建設などで年々減少している鎮守の森を守ることは、日本人古来の自然の中に神をみていたことから精神的基盤としても大切である。