ストップ温暖化「一村一品」
・朝日新聞 2008/3/2
環境省主催の「ストップ温暖化 一村一品大作戦2008」の優秀賞を京都府立北桑田高校森林リサーチ科が受賞した。受賞内容は地元の木材を使うことで二酸化炭素排出量を減らす「ウッドマイレージCO2」の普及活動である。ウッドマイレージCO2とは、木材の輸送量と運んだ距離、運転手段の種類から計算するもので、林業、製材、建築関係者らで作るウッドマイルズ研究会がこうあんしたものである。京都府産木材の生産量は1971年度には37万立方メートルであったが、ここ10年は20万立方メートルにまでおちこんでいる。北桑田高校では、京都府の指定認定機関であるNPO法人の指導を受けて、実習で作った製品のウッドマイレージCO2を生徒たちが計算し、納品時に説明する取り組みを2006年度から行った。地元の木を何とかもっと使ってほしいという生徒たちの願いが、結果的に環境への取り組みという形で評価された。と同校同科の原田教諭はいう。