アンネのマロニエの木
・日本経済新聞 2008/1/25
オランダ・アムステルダムに立つマロニエの木。これは「アンネの日記」の作者であり、ナチスに捕まり、強制収容所内で亡くなったアンネ・フランクの一家が第二次世界大戦中に2年以上も隠れ住んだ家の窓から見える樹齢150年以上といわれている木である。現在、このマロニエは立ち枯れ状態であり、高さ約20m、重さ約27トンの木が倒れれば、周辺住民に大きな被害をもたらすとして、アムステルダム市は撤去を決定していた。しかし自然保護団体などが抗議。その結果、市と自然保護団体などが協議し、同団体が毎年1万ユーロ(158万円)の募金を集め金属製の支柱・危険防止柵を管理することとなった。これによって、5-15年の延命が可能であるという。