ソテツの天敵
・読売新聞 2007/12/11
これまで、本州で発見されていなかった東南アジアなどが原産のチョウ「クロマダラソテツシジミ」が今年の夏に、兵庫県東部や府北部で生息しているのを府立大の平井助教授が確認した。繁殖力が以上に強く、幼虫がソテツの新芽を食い荒らす事から、平井助教授は、「食害の拡大の被害を防ぐためにも、生育状況を注意深く見守る必要がある」としている。今回生息が発見された理由としては、今夏の猛暑と、台風や愛好家などが持ち込んだことで生育できた可能性があるといわれている。また、繁殖力が強く、少なくとも、1000匹以上が発生したと推測されている。寒さに弱く、本州での越冬は出来ないと見られているが、「温室での越冬の可能性や繁殖力が強く、今後も食害の可能性が懸念される。」と平井助教授は話している。