マングローブのエコツアー
・産経新聞 2007/11/6
石垣島の宮良川では、ヤエヤマヒルギ、オヒルギ、メヒルギの3種がある。。」河口域ヤエヤマヒルギはタコの足のように広がる支柱根で幹を支え、根の一部が突き出た膝根を持つオヒルギがある。このマングローブを傷つけずに見学するカヌーツアーがある。マングローブの根は水分を多量に含み軽く触っただけでへこみ傷がついてしまうほど弱いものである。そのため、遊覧船を使うと船がたてる波の影響を受けるので、カヌーを使うことはベストなエコツアーといえる。20世紀、世界各地でマングローブの破壊が深刻化し、東南アジアでは、100年で80パーセント近く失われたという指摘もある。日本のマングローブ群生の面積は500ヘクタール、その大半は沖縄県である。マングローブの森に住む多くの生命の豊かさのためにも森の大切さを感じる。