イチョウ並木
・読売新聞 2007/11/4
東京の街路樹・東大のマークとしても有名なイチョウ。この季節、各地でイチョウ並木を舞台に様々な「イチョウ祭り」が開催されている。東京都八王子市で今年28回目。明治神宮外苑では11回目を迎え、各地の商店街で開催されることが多い。イチョウは、明治時代から移植しやすい、病害虫に強い事から、街路樹として多く利用されてきた。2002年の国土交通省の調査では、2位のサクラを10万本近くも引き離す、約62万本と1位であった。しかし、最近の花木人気とイチョウの銀杏のにおいが敬遠されることもあり、昨年の東京都の調査では、ハナミズキ、サクラについで3位であった。富沢造園(東京都調布市)取締役の新井氏は「イチョウは、街路樹として優れているので是非見直して欲しい。」と話している。また、銀杏は、この季節ならではの味覚。その他、イチョウの木はまな板、葉は、薬効もあるとされ、このようにみれば、イチョウは、生活にごく身近なものであることがわかる。東京の街中のイチョウはまだ葉が青く、もうしばらく、楽しめそうである