アカマツ林の再生
・読売新聞 2007/10/22
3年前より市民グループ「まつたけ十字軍」がマツタケの中でも最高級品とされる「都松茸」の復活を目指し、京都市左京区にある民有林でマツタケが育つアカマツ林の整備に取り組んでいる。アカマツ林の手入れ不足、マツクイムシの被害などで里山が荒廃したため、現在では市場にはほとんど出回らない状況である。十字軍では、京阪神の約300人がボランティア登録し、約40人が週1回、所有者の許可を得てアカマツ林に入り、雑木を伐採、落葉の取り除きなどをして環境整備をすすめている。兵庫県篠山市の森林組合も4年前より、アカマツ林の再生に着手し、組合員らが整備をしている。林野庁によるとマツタケ生産量のピークは1941年の12222トンであり、その後激減である。2006年には65トンと低迷している。