木の机・木のイス
・朝日新聞 2007/9/9
木の温もりに親しんでもらうことや、地元の木工業者の振興を目的とし、兵庫県伊丹市立の25校の小学1年生(約720人)の机といすが地元産のヒノキ製のものに取り換えられた。4年前に市島地域の小学校に導入され、評判が良かったことから、今回、全市に広げることになった。子供たちの反応も良く、5年後にはすべての児童に行き渡らせる計画である。その一方で、「壊れにくい」などという理由で1960年~70年代に導入された、机といすが一体になっている、大阪名物「連続机」の引退が決まった。理由は、30年前に比べ、17歳男子の身長は2センチ、体重は4キロ以上増えたからである。また、生徒からは、「きつい」「姿勢が悪くなる」と言った不満の声も多かった。切り替えはほぼ10年で完了する見込みである。