大台ヶ原入山規制
・日本経済新聞 2007/8/31
奈良県大台ケ原の西エリアである西大台が2007年9月から、全国の国立公園で初めて、利用調整地区に指定された。利用調整とは、一日の入山人数を制限することで、自然に与えるダメージの軽減と良好な自然の維持を目的としている。西大台は、ブナやウラジロモミなどの深い森で構成され、原生の自然が多く残っている。また、東エリアである東大台と比べ、人の手があまり加えられておらず、歩きにくいのも特徴である。近年変化の激しい大台ケ原。利用調整地区に指定されたことにより、大台ケ原の自然が保護されることに大いに期待したい。