大台ケ原の緑も休みたい
・読売新聞 2007/8/15
奈良県から三重県にかけて広がる大台ケ原。吉野熊野国立公園の中にあり、日本有数の多雨地帯である。西大台はウラジロモミ、ブナの群生からなり、原生林を残している。ここで、豊かな自然を守ろうということから、9月より入山制限が開始される。国立公園でははじめてのこころみであり、どれだけ効果をあげるか注目されている。北海道知床国立公園でも検討されている。東大台は、大きな台風による倒木被害、ドライブウェーの開通による入山者の増加による荒廃が進んだ。西大台もシカの食害、登山者による踏みつけで植生の衰退など除々に荒廃が進んでいる。これをとめるためである。入山問い合わせは、大台ケ原ビジターセンター(07468-3-0312)まで。