日本版認証制度
・朝日新聞 2007/8/6
森林認証制度とは、適切に管理された森林を第三者機関が認める制度である。国際版は熱帯雨林の違法伐採防止などを目的に環境保護団体を中心に1993年に設立された森林管理協議会が草分けで認証林面積9000万ヘクタール(世界77カ国)、日本の森林は2000年から受け始め、24箇所で合計約27万6千ヘクタールである。日本版は、国内の林業、木材の流通加工業者などによる「緑の循環」認証会議によって2003年に始まった。現在、認証面積は397000ヘクタールで、流通加工業者認定は77件である。これは国際版の面積を抜いた数字である。日本版では、認証を得るための英訳作業が不要で費用が安価、管理計画の有無など7基準を満たすだけというので、認証が取得しやすいとされる。