ビンロウの賛否
・日本経済新聞 2007/7/15
台湾の慣習である噛むと覚醒作用がある嗜好品として庶民に人気の「ピンロウの実」をめぐって論議が白熱している。台湾行政衛生署はビンロウの危険性を訴える。口腔ガン患者10人のうち9人がビンロウ愛好者という。また台湾のビンロウ生産量は2005年には138000トン、ピークの1998年時の8割となっている。これは都市の若者のビンロウ愛好者が減ったことにもよる。ビンロウ文化博覧会会長は、ビンロウは台湾を代表する文化であることを世界に発信したいといい、対立姿勢である。