挿し木のマツ
・産経
新聞 2007/6/22
マツ科樹木の挿し木による大量増殖技術の開発に成功したと関西文化学術研究都市の地球環境産業技術研究機構と日本製紙が発表した。これは、高濃度の二酸化炭素を用いて植物自身がもつ光合成能力を引き出す技術を応用したものである。従来は挿し木による増殖は難しく、種子繁殖や接木増殖が行われていた。種子繁殖では母樹の優れた性質が遺伝せず、接木増殖も高い技術が必要なため、大量生産にはむかないものであった。つまり、この方法は従来に比べて挿し穂が20倍以上得られ、発根期間を短縮して発根率を向上させることに成功したのである。。