出雲大社・よみがえる本殿
・毎日新聞 2005/01/31
島根県大社町の出雲大社の本殿(1744年建立の国宝)の高さは、24メートル。その大きさは参拝者を圧倒するものである。ところが昔は倍の48メートルあったという。太古の技術、木造建築で可能であったのだろうか。1988年、大手建設会社、大林組の作業チームが高さ16丈あったという本殿の研究した結果、古代でも建築が可能とした。また、2000年には出雲大社の境内から3本の丸太を一本にたばねた、直径3メートルになる巨大な柱が出土した。48メートルという、かつて懐疑的に見られていた説が、近年の研究によって見直されつつある。