秦野千年の杜
・毎日新聞 2007/5/14
秦野市は東京から約60キロ、北方は神奈川県の丹沢山系、南方は渋沢丘陵という典型的な盆地を形成しており、もともと自然豊かな土地である。しかし近年丹沢では、手入れしない森林の増加、シカの増加により森林荒廃は急速に進み、また大気汚染、病害虫の影響によりブナ林の衰退などがめだっている。2004年度から環境省の「里地里山保全再生モデル事業」のモデル地域に指定され、様々な取り組みが始まっている。このような流れに沿う形で今回の毎日新聞創刊135年記念事業のモデル植樹事業の植樹祭が。6月3日に開催される。会場となるのは、出雲大社相模分祠の西側広場であり、広さ約3000平方メートルである。ここにシラカバ、ヤブツバキ、アラカシなど低木から高木までの53種類、1万本を植える計画である。