イラクに被爆アオギリ
・毎日新聞 2007/5/4
イラン・イラクの国境にあるクルド人の町ハラブジャに、広島から「被爆アオギリ」の苗木が贈呈された。ハラブジャは、1988年の毒ガス事件で多数の人々が虐殺されたことから、「イラクの広島」とも言われている町。現在も毒ガスの後遺症と戦っている人々が大勢いる。そんな人々を励ましたいという思いから、広島の原爆を生きぬいた「被爆アオギリ」の苗木を今回贈呈した。贈呈当日は、現地のテレビ局・新聞社が乗り込むといった大騒動になった。アオギリは苗木のうちは、ハラブジャの市長室で育てられ、成長してから、植樹式をすることになっている。