生駒の山林問題
・読売新聞 2007/4/14
奈良県生駒市にある総合スポーツ公園用地売買を巡る背任事件の舞台になっている山林だが、コンサルト会社の用地調査の結果を待たず、中本前生駒市長の指示で、先行取得していたことが判明した。中本前市長は、2003年10月に、総合スポーツセンターの整備を表明。同年10月に建築会社「ウツミ」社長の小松容疑者に山林の買い取り要請を受け、同12月には、市土地開発公社に先行取得させた。コンサルト会社の報告は2004年3月で、報告者によると当時絶滅危惧種に指定されていたオオタカ(その後、準絶滅危惧種)の飛来が確認された。環境保護や現状維持を望む市民も多く、コンサルト会社は、「もともと、総合公園構想は容易でない計画であった」とも話している。