大阪のイメージはりんご
・産経新聞 2007/3/20
アメリカ人、壁画アーティスト、ヒューズ・ロジャー・マシューさんは、平成15年に仕事で大阪を訪れ、そのまま大阪を気に入り住みつき、16年にはアトリエを開いた。マシューさんは、ニューヨーク生まれで18歳から壁画家として活動を始めた。大学院終了後、俳優のロバート・デニーロが運営するレストラン「レイラ」の壁画を担当するなどしキャリアを確立。来日から4年経過したマシューさんいわく、「大阪はたくさんのおいしそうな実をつけたりんごの木」という。日本人にはすぐに理解できない比喩である。つまり、大阪人の笑顔や食べ物、文化、歴史がリンゴの実で、それらが集まって大阪というリンゴの木をつくっているということである。現在、カフェなどで数々の壁画をてがけ、その作業の空き時間に中央図書館で歴史や地理を細かく調べているという。