偕楽園の梅
・毎日新聞 2007/3/19
梅祭りで賑わいを見せる茨城県水戸市の偕楽園は、天保13年に水戸九代藩主徳川斉昭が造ったものである。園内は13ヘクタールあり、100種3000本の梅の木が植えられている。しかし、現在、兵庫県たつの市の「世界の梅公園」の360種、静岡市の320種と大き差かがあいている。この溝を埋めるために現在、偕楽園では、募金により10年がかりで500種に増やす樹木計画が進められている。その中心となっているのが「偕楽園公園を愛する市民の会」を設立した和田氏である。計画としては、購入・育成経費を募金(1口個人2000円、法人1万円)で募り、今後苗木を各品種3本ずつ購入し、日本一の種類のある梅園を目指す予定である。また、茨城県も計画に協力的で、梅の苗木用に園外の敷地0.2ヘクタールの提供してくれることが決定している。