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島根県の出雲平野、田園の中に住居が点在しており、多くの家々は歴史１５０年という「築地松」にかまれている。築地松は高さ１０メートルを超えるものもあるが、７－８メートルのものが多い。日本海から吹きつける強い季節風から住居を守るためといわれているが、もともとは、斐伊川が氾濫しても家が流されないようにするためであった。しかし近年サッシ窓や瓦葺などと住宅事情が変化したことで実用性が低くなった。その他にマツクイムシの問題もある。そんな中郷土の風景を守ろうと島根県、出雲市、斐川町は、平成６年に「築地松景観保存対策推進協議会」を結成。翌年には、「築地松景観保全住民協定」を制度化し、協定を結んでいる。住民の維持管理の助成を行い、保全につとめている。